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 どうも、もつです。
 制作がありますので前置きなし&短めで行きましょう。


Wake Up, Girls! 青春の影」(山本寛)

 誠実に作っていて良いと思いました。


ピクセル」(クリス・コロンバス)

 オタクってどこの国でも同じなんですね。オタクに国境はない。


アントマン」(ペイトン・リード)

 マーベル映画をちゃんと観たのは初めてです。うん、確かにおもしろいです。


心が叫びたがってるんだ。」(長井龍雪)

 素晴らしかった……。
 たぶん映画としての完成度はそんなに高くないんだと思います。でも僕に対しては こうかは ばつぐんだ! きゅうしょに あたった!
 岡田麿里さんの脚本に共感できるって言うのは何だか恥ずかしいのであんまり大声では言えないんですが、やっぱり共感できてしまうんですよね。それこそまさに「心の中をみられた。」ってな具合です。具体的にどこに共感したとかを書くのは心の内をひけらかすようなものなのであんまりしたくないのですがたまことかクラナドの感想がああなのもこれが理由です)、1つ書くとするなら、僕も高校生のときに素敵な女の子(特定の誰かじゃないよ)に罵られたいと思っていました。今でもそうですね。すげー変態みたいです。
 自分の欠点ってたいてい無意識に理解していて、無意識に誤魔化していて、たまに意識できたとしても誤魔化すことができるなら誤魔化したままでいいかなーなんて甘えたことを考えてしまうものです。でも他人に言われるとやっぱりダメだって思えるんです。だって他人に気づかれるってことは誤魔化しに失敗してるってことですからね。だから他人に指摘してもらうのって嬉しいんですよ。そりゃムカッともしますけどやっぱり嬉しいんですよ。ましてそれが尊敬する同年代だと説得力も格段で。だから説教ってやっぱりありがたいものです。
 反転クライマックスネタバレ感想→異性のことを好きになるとどうしても盲目的になってその人のすべてが好きといった風に考えてしまうものですが、……そんなわけねぇよな! 「欠点も含めて好き」なんて言っちゃあダメですよ。調子に乗っちゃいますよ。それで冷めたときになんだこのクズは!?ってなるんですよ。でも恋は盲目。おもしろいものですね。やっぱり全部好きになってしまう人は多いと思います。僕も…いや何でもないです。そんな中で主人公の成瀬順はいろんなことを乗り越えて好きな人のダメなところを自分の言葉で言い切りましたから! 観ていて「ああこの子はもう安心だ」って思えます。言葉と恋愛を扱った良い成長物語です。
 順に思いを言ってもらった坂上拓実も泣いちゃって、でもそれは順にダメだしされて悲しかったからじゃなくて、順が喋ってくれたこと、思いを伝えてくれたこと、叱ってくれる人のいない自分を叱ってくれたこと、いろんなことが嬉しかったんだろうなぁって想像できます。おもしろいですね。もしかしたら「何だチクショー!」とも思っていたかもしれません笑

 そういう憤りと喜びみたいな一見すると反対するような感情が同時に生まれるのってすごく青春っぽいと思いませんか。作劇基本のジレンマの応用版みたいなものだと思うんですが岡田さん長井さんコンビはこれを描くのがめちゃくちゃ上手いんです。青春のモヤモヤあるあるをロジカルに分析して脚色して見事に表現してみせるもんだからなんかもう腹が立ってきますね! ヘンなことを思い出させないでくれ笑 僕に似た人なら観てると「ああー。あーぁぁ……。」ってなりますよ。

 あ、先に映画としての完成度が高くないって書いた理由は演出がスクリーン映えしないからです。スクリーンの大きさによる快感みたいなものがあんまりなくて小ぢんまりとした印象でした。そんな快感は要らないって思うかもしれませんが、極端に小ぢんまりした表現になれば不快感や違和感を感じるということですからそういうリスクはなるべく避けるべきでしょう。もっとカメラを引いて欲しかった。テレビスペシャルならちょうどいいと思いました。
 あと、これは僕の好みの問題かもしれませんがもっと高校のリアリティを出せたら青春のリアリティも増すかと思います。なんだかあの学校には主人公のいる教室以外に人がいないような雰囲気を感じてしまいました。モブシーンを入れればわかりやすいですし、吹奏楽部の練習の音とか運動部の掛け声とかの環境音を入れても臨場感は増すでしょう。汗の染みた校庭の土の匂いと吹奏楽部の練習の音とバカみたいに綺麗な夕日は青春の代名詞ですよね! 何かチャットモンチーの歌詞みたいだ。サラバ青春は良い曲です。

 雑誌で特集されていて気付いたんですが監督の長井さん、脚本の岡田さん、作画の田中さんって皆さん1976年生まれなんですね! ははーんなるほど。良い青春してますね! 次回作、期待しております。


 ということで4本でした。
 どれもおもしろいですよ。けど僕の知人は「心が叫びたがってるんだ」は見なくていいです。フリじゃないです。恥ずかしいから。
 ほらそこッ! 観終えて「ははーん、もつはこういうのが好きなんだ笑」とか言わないッ!
 「あの花」は一般大衆でも十分楽しめますがこれは僕のような人向けですのでご注意を。


~「いきもののきろく」進捗報告~

 公開は小金井祭になります! ごめんなさい!
 え? 「セミが鳴いているうちの公開だって言ったじゃないか」って?
 ……せ、赤道付近に行けばー、今でも鳴いてるんじゃないかなぁぁ~~???
 ……。
 ……。

 ……申し訳ございません!!(土下座)



もつ
2015/10/03(土) 01:49 もつ煮込み PERMALINK COM(0)
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