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ポケモン・ザ・ムービーXY「破壊の繭とディアンシー」 同時上映「ピカチュウ、これなんのカギ?」』(湯山邦彦)
ディアンシーがかわいい! これに尽きるでしょう! もうね、「ロケット団全然活躍しねぇな」とか「あんなに盗賊たちいらねぇだろ」とか「イベルタルは寝てるの邪魔されただけだろ」とか「ゼルネアスがちょっとキモイ」とか「ゼルネアスだけ喋ってイベルタルは黙らせるのずるくない?」とかいろいろ思うことはあったけど、そんなのどうでもよくなるくらいディアンシーがかわいい! うん!
サトシはかっこいいし、ピカチュウデデンネセレナユリーカはかわいいし……って、あれ? これもうキャラアニメじゃないですか!
あとテレビシリーズと一貫してメガシンカに焦点を当てていたのはよかったです。
短編の方はピカチュウのおしりが見どころです。
そのかっこよくてかわいいキャラたちが活躍するXYテレビシリーズはおもしろいんでおすすめですよ。映画と違って初期シリーズを意識した作りですし演出も作画も力入ってます。こないだゼルネアスが登場しましましたが、スイクンのオマージュと思われる演出でした。
アニポケ(アニメポケモン)は実はXYから監督が代わったんです。それまでは人形劇のような横並びのレイアウトが多かったりバトルシーンではバンク(作画の使い回し)が基本だったんですが、それが打って変わってカメラが振れる振れる! つまり背景が動く動く!
奥行きの少ないレイアウトにしたりバンクにしたりするのは労力を抑えるためで、毎週納品しなきゃならないテレビシリーズでそれをやめたってのは英断なんです。実写ならカメラを振れば背景も勝手に動きますがアニメは描かなきゃ(作らなきゃ)なりませんからその労力たるや!! って感じです。
今放送中のアニポケはそれだけ丁寧につくられているのです。ちなみにテレビシリーズの監督の名前は矢嶋哲生さんです。
では映画の話に戻ります。
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思い出のマーニー」(米林宏昌)
目の色で端から察してんだから終盤の謎解きはちょっとくどかったけどアリエッティよりはおもしろかったです。
作画的に1番好きなシーンは杏奈が泣き出すところです。お茶を注ぐところとかのとろみがあるように感じられてしまう水の描写はあまり好きじゃないです、最近のジブリには多いんですけど。
絵から湿度が感じられるのは凄かったです。
あとマーニーの好きと杏奈の好きが絶妙にずれているところはグッときました。マーニーはちゃんと「"女の子の中で"1番好き!」って言ってましたよね。きっと夫が1番だったのでしょう。
タイトルの「思い出」は海辺で作ったマーニーとの思い出じゃなく子守唄を歌ってもらったマーニーとの思い出だとわかったときは「ああ、いいな」って思いました。
なんとなく、米林さんは誠実な人なんだろうなーって感じました。
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GODZILLA ゴジラ」[3D字幕](ギャレス・エドワーズ)
ゴジラがかっこいい! これに尽きるでしょう! もうね、「芹沢博士後半出なくなったな」とか「ゴジラのバトルを"狩り"って表現しておきながら殺したらポイッなんだね」とか「あの子どもとの一件必要か?」とか「HIROSHIMA」とか「コウジ!もう面倒見きれんぞ! ナニヤッテンノヨー」とかいろいろ思うことはあったけど、そんなのどうでもよくなるくらいゴジラがかっこいい! うん!
……あれ? これどっかで見たことあるな。
ちょっと体型がずんぐりむっくりしてるような気もしたけどそこまで気にしません。町のことなんか気にも留めずにバッコンバッコン思いっきり戦う様は痛快!「Whooooooooooooooo!!」とか「Yeaaaaaaaaaaaaaaaaaahh!!」とか「うぉ!ビックリしたな!もー!!HAHAHAHAHA」とか叫びながら見たくなりました。いかにもアメリカンゴジラでした。
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るろうに剣心 京都大火編」(大友啓史)
キャストの殺陣がかっこいい! これに尽きるでしょう! (中略) うん!
神木隆之介は僕より学年が1つ上になるんですがみんな君付けなんですよ。「"さん"だろ?」って言いたくなるようなかっこよさでした。
また「バクマン。」の実写映画で佐藤健とW主演するみたいですね。秋人役だそう。こっちは微妙かな……?
ラストの福山雅治は彼のラジオでネタバレくらっていたので驚けませんでした。
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新劇場版 頭文字D Legend1 -覚醒-」(日高政光)
音が良かった! タイヤとアスファルトが擦れる音に胸が高鳴りました。たぶんこだわったんだと思います。免許持ってないし車にそんな興味あるわけじゃないけどめっちゃ興奮しました! 車の運転上手な人はかっこいいと思いますよ。僕も免許取りたいですね、
AT車で十分ですが。
本編約60分で特別興行1,300円なので暇なときにおすすめです。ちなみに監督の日高さんは初期のポケモンで監督とか演出していた人です。
9月はこんな具合でした! ハズレがなかったので大満足です。
映画をみるときは映画をみようと思って映画館に行くのではなく主人公になりきるつもりで行くと前日からかなり楽しみになるのでおすすめです!
ほんとディアンシーかわいい もつ
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